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DATE : 2018/02/19 (Mon)
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DATE : 2016/11/08 (Tue)


1週間ほど前の放送になりますが、非常に興味深い話を伊集院光さんが「伊集院光とらじおと」でしていました。

11月1日のゲストは辞書編さん者、日本語学者の飯間浩明さんでした。ゲストの商売柄、トークは「ことば」について展開していきます。

そのなかで、ふと伊集院さんが切り出したのが「中二病」という単語についてでした。

「伊集院光 深夜の馬鹿力」を長年聴いていた人なら分かると思いますが、この単語は、伊集院さんが発案されました。「かかったかな?と思ったら中二病」というコーナーを立ち上げたことがきっかけなのですが、中学2年ぐらいの思春期にありがちな考え方や行動をつのる、というもので、大人から振り返った視点で見て「あー、あのころ、俺こんなこと考えてたなあ」とか「こんなことやってたなあ」と恥ずかしがり盛り上がる、という内容でした。

そう、内省的、自虐的な単語でした。


しかし、昨今、一般的に用いられる中二病という単語は、他者がある人の行動をさげすんだり、貶めたりするために使われることが多いです。「あいつは中二病、(時に厨二病)だから」のような形で。

こうなってしまったことを伊集院さんは番組内で「ネットで使われるようになったのは、他人を攻撃するようになったんです。俺、つくったし、って思っているわけ。自分の手を完全に離れていって」と表現しました。すでに伊集院さんの手から単語が離れて、一般化して、意味まで転じてしまったことになります。

これ、よくよく考えればとてつもなくすごいことです。ここ十数年で「ラジオ発の言葉」なんて、あったでしょうか。ラジオが、ラジオというジャンルだけで完結してしまい、それ以外の社会と結びつくことなんて、私の記憶にはありません。「中二病でも恋がしたい! 」のようなライトノベル/アニメのタイトルにも用いられるようになったり、他者と論争になったり(あえて詳しくは書きませんけど)。「中二病」に関しては、残念ながら伊集院さんの思うところではない広がり方をしてしまいましたが、そうだとしても、私が忘れかけていた彼の影響力を思い起こさせられました。

ちなみに、伊集院さんがこの話をしたのは、前日にゲスト出演した映画評論家の町山智浩さんから、「中二病っていうやつですね」と話題の中で言及されたことがきっかけでした。もちろん、町山さんは何の気なしに発したもので、悪意などはないように私は感じました。

「中二病」のコーナーは1999年に放送されていました。約17年がたち「中二病」のように、発案者が「俺のところに返ってきた」とブーメランのように感じる言葉がたくさん生まれれば、ラジオも残り続けていくのではないかなと思います。もちろん、こうした言葉は狙って残そうとするほど「寒い」ものはないので、自然と残っていく、という言葉が出てほしいでものです。

(伊集院さんの発言は2016年11月1日、「伊集院光とらじおと」より引用)

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「伊集院光 深夜の馬鹿力」、「爆笑問題カーボーイ」、「安住紳一郎の日曜天国」、「オールナイトニッポン」などをよく聴くヘビーラジオリスナーです。番組レビューやラジオ関係のニュースをまとめます。
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