DATE : 2008/05/05 (Mon)
いつの頃からでしょう。ラジオが僕らの話題にのぼらなくなったのは。
いつの頃からでしょう。ラジオをつける機会が減ったのは。
僕は高校時代にサッカー部に入っていました。毎日の練習の最初、2人1組になって、ボールをけるウォーミングアップをやっていたら、その時のパートナーが、ふとこんなことを言ってきました。
「なあ、Oh!デカナイト、終わっちゃったなあ」
僕は驚いて、ボールを蹴る足をとめてしまいました。サッカーの練習中にまさか、あの「Oh!デカナイト」の話題を振られると思わなかったからです。
ご存知ない方のために、説明しましょう。「Oh!デカナイト」とは、関東圏のAMラジオ局・ニッポン放送で1991年3月から95年4月までの間、平日夜の22時から25時にかけて放送されていた、ワイドバラエティ番組です。DJは伊集院光。そう、いまやラジオのみならず、テレビや映画、執筆活動などで多才ぶりを発揮する伊集院さんが、世に名を広めるきっかけとなった出世作です。
一緒に練習をしていたパートナーの彼とは、それまでにラジオの話しなんてしたことはなく、まして、Oh!デカのオの字も出したこともありませんでした。
「あれ?●●もオーデカ(Oh!デカナイトの略称)聴いてたの?」
僕は喜びに声を弾ませていました。中高生が、それも体育会系の部活をしながら、深夜ラジオを聴こうと思ったら、かなりの努力が必要です。眠い目をこすりながら深夜1時まで起きたり、どうしようもなく眠いときは、カセットテープに録音したりしていた。当時はMDを完備したラジカセは高価でしたから・・・。オーデカリスナー(ラジオ番組を聴いている人)がこんなに身近にいたことは驚きでしたし、大げさに言うと、戦友を見つけたような感覚だったのです。
つまり、当時の高校生にとって、「Oh!デカナイト」の終了は、それなりの話題だったわけです。でも、今、そんな番組存在するのでしょうか。「オールナイトニッポン」や「JUNK」の話題って、今の10代はしているのでしょうか。
僕は今でもラジオを聴いています。「大沢悠里のゆうゆうワイド」や、「キラ☆キラ」は仕事の移動中に聴けますし、ナインティナインのオールナイトニッポンはラジオ、テレビを通じて、一番刺激的な番組だと思います。
まだラジオは面白い。まだラジオには魅力がある。東日本大震災で災害時のツールとして再評価されましたが、普段の生活もこんなに面白くしてくれるんだ、ということを伝えたいと考えています。
できる限り毎日、ラジオがらみの話題を書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
私は普段ラジオを話題にしたブログを運営している者です。
○ラジオ批評ブログ――僕のラジオに手を出すな!
http://radio-critique.cocolog-nifty.com
その延長線上で、ラジオを話題にしたミニコミ紙の発行を準備中、という暴挙に至りました。
http://radio-critique.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_93ae.html
世のミニコミ誌/紙には、商業誌にもひけを取らない立派なものもありますが、私がつくろうとしているのはコピー誌的な手作り同人誌といった感じになると思います。どのようなものであれ、ラジオについて縦横に語る媒体をつくってしまおうと思い立ち、始めてしまいました。
短い文章でも結構ですので寄稿して頂けないでしょうか? ラジオに関するものであれば、内容は自由です。発行部数100部程度の予定の弱小ミニコミ紙ですので原稿料はお支払いできないのが心苦しいところですが、ご一考いただければ幸いです。
良いお返事を期待しております。よろしくお願いします。
MasaruS
my_radio@nifmail.jp(@は全角になっています。)